意外と知られていない、「自動運転の特許」とは

自動運転自動車が話題であるが、その特許がどのようなものなのかが意外と知られていない。
そこで、調べてみる事にした。
機械学習を記載した出願明細書を探してみた中で、ここではその1件を紹介する。
9月に公開されたばかりのもの。
自律制御と手動制御の切り替えではなく、組み合わせをする発明。
【紹介する1件の内容】

(11)【公開番号】特開2016-172548(P2016-172548A)

(43)【公開日】平成28929日(2016.9.29)

(54)【発明の名称】自律的な乗り物の複合自律及び手動制御

71)【出願人】

【識別番号】507342261

【氏名又は名称】トヨタ  モーター  エンジニアリング  アンド  マニュファクチャリング  ノース  アメリカ,インコーポレイティド

57)【要約】      (修正有)

【課題】乗り物の複合自律及び手動制御が提供される。

【解決手段】乗り物には、動作モードであって、乗り物が自律的に作動するが、自律制御入力と手動制御入力の組合せによる影響を受ける、動作モードが含まれ得る。手動制御入力に第1の重み付けを割り当てることができ、自律制御入力に第2の重み付けを割り当てることができる。割り当てられた第1の重み付け及び第2の重み付けは、乗り物システムに適用することができる。手動制御入力の受信に応答して、乗り物の自律的な動作は、非作動状態になることなく、第1の重み付けに対応する量において、受信された手動制御入力による影響を受け得る。

【請求項1】

  乗り物の複合自律及び手動制御方法であって、前記乗り物には、乗り物システムの自律的な動作が、自律制御入力と手動制御入力の組合せによる影響を受ける動作モードが含まれ、前記方法は、

  手動制御入力に第1の重み付け、及び自律制御入力に第2の重み付けを割り当てることと、

  前記乗り物システムに、割り当てられた第1の重み付け及び第2の重み付けを適用することと、

  手動制御入力の受信に応答して、前記乗り物システムの前記自律的な動作が、非作動状態になることなく、前記第1の重み付けに対応する量において、受信された手動制御入力による影響を受けることと、を含む方法。