VICS
Vehicle Information and Communication Systemの略称がVICSで、 道路交通情報通信システムと和文表記される。
VICSセンターとは、 正式には、「一般財団法人道路交通情報通信システムセンター」。
VICSセンター が収集、処理、編集した道路交通情報を通信・放送メディアによって送信し、カーナビゲーションなどの車載装置に文字や図形(地図など)として表示させる国内向けのシステムであり、道路上に設置した情報発信装置(ビーコン)やFM多重放送などにより、交通情報を提供するものである。
VICSによって提供される情報としては、渋滞情報、所要時間、事故・故障車・工事情報、速度規制・車線規制情報、駐車場の位置、駐車場・サービスエリア・パーキングエリアの満車・空車情報などがある。
これらの情報は、日本道路交通情報センター(JARTIC)が都道府県警察、道路管理者から収集したものである。
特許情報を使って推測した「VICSセンターの技術」
2014年前後の 5件の特許出願で分かるのは、安定的な道路交通関連情報の取得技術やプローブカーを走行させたうえで、道路ごとの状況をデータ化する技術などがある模様。